TBSの日曜劇場VIVANTの最終回が、9月17日に放送されました。
終回では最後まで圧巻のストーリーで観客を釘付けにし、視聴率も番組最高を更新する19.6%を記録しています。
VIVANTの放送が終わってしまった今でも、さまざまな感想や考察で盛り上がっていますが、特に話題になっているのがベキはまだ死んでない?という説です。
ドラマの終盤、乃木憂助が父親のベキと側近のバトラカ、ピヨを撃ったシーンは衝撃的でしたが、実はベキ達はまだ生きているのではないかと思わせる演出が複数ありました。
この記事では、その説の根拠となる5つの理由を紹介します。
乃木憂助が弟ノコルに伝えたことわざ「皇天親無く惟徳を是輔く」の意味についてもお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
ベキは死んでない説の理由①「皇天親無く惟徳を是輔く」
まず、乃木が最後にノコルに電話で話した内容に注目しましょう。
乃木はノコルにベキが死んだと伝える電話で「こうてんしんなく ただとくを これたすく」と伝えました。
「皇天親無く惟徳を是輔く」とは中国の古典文学「書経」をもとにしたことわざで、「天は公平で、特定の人をひいきすることはなく、徳行のある者を助ける」という意味だそうです。
ベキは別の組織からテロを請け負い活動資金を得る一方で、孤児院を経営してバルカの子供たちを救ってきました。
最終回では、現在のバルカ警察のほとんどが、ベキの孤児院出身者であることが明かされています。
このことから、ベキは徳のある人であり、天が助けるというメッセージだったのではないでしょうか。
ベキは死んでない説の理由②「花を手向けるのはまだ先」
また、「ベキの墓はバルカに建てたいが構わないか?」と聞いたノコルに、乃木が「花を手向けるのは、まだ先にするよ」と言ったことにも注目です。
これは、ベキはまだ死んでいないという暗示だったのではないかと考えられます 。
「皇天親無く惟徳を是輔く」は難解ですぐに理解できなくても、「花を手向けるのはまだ先」発言でベキが生きていると感じた人が多かったようです。
ベキは生きている説の理由③乃木は急所を外して銃を撃てる
次に、乃木の狙撃に注目してみましょう。
7話のラストで、乃木は別班5人を突然撃ち、殺したと見せかけました。
しかし実は急所を外して撃っており、別班の仲間は皆生きていたのです。
乃木の腕前なら、今回もベキたちの心臓を外して撃つことは十分可能だったと考えられます 。
また、第5話でアリの護衛たちを射殺するときは、心臓ではなく額を狙って確実に殺していました。
ベキたちは頭でなく胸を狙っていることから、急所を外したのでは?と想像します。
生きていてほしいという希望的意見も多かったです。
ベキは生きている説の理由④ベキたちの遺体は確認されていない
さらに、ベキたちの遺体は火事で煤同然だったと野崎が上原副長官に言ったことも疑わしいです。
野崎は上原に忠告ともとれる言葉を伝えてているため、もしかしたら野崎がベキたちを逃がしたのかもしれません。
ベキたちの遺体は身元確認も解剖もされておらず、本当に死んだかどうかは不明です 。
確かに、ベキたちが本当に死んでいたのであれば、あえて火事を起こす必要はないですよね。
生きている可能性を匂わせる、うまい演出だったと思います。
ベキは生きている説の理由⑤タイトル「VIVANT」の本当の意味
最後に、ドラマのタイトル「VIVANT」の本当の意味に注目してみましょう。
「VIVANT」という単語はフランス語で「生きている」という意味です 。
これは、ベキが生きているというメッセージのではないでしょうか?
いつもドラマの冒頭で表示される「VIVANT」のタイトルが、今回は一番最後に映されたのも意味深でした!
まとめ
以上のように、「VIVANT」の最終回では、ベキが生きているという説を裏付ける様々な要素がありました。
最終回のラストには、次の任務を匂わせる描写もありましたので、続編があるのは間違いないと思って良さそうです。
続編でベキが生きていることが明らかになる展開を期待したいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。